大学紹介

短期大学共通

3つのポリシー

1.ディプロマ・ポリシー
(卒業の認定に関する方針)

本学では、卒業を認定し、短期大学士の学位を授与する要件として、所定の単位を修得し、広島文化学園の建学の精神である「究理実践」に基づき、専門の知識・技術、職業又は実際生活に必要な能力、幅広く深い教養及び総合的な判断力、豊かな人間性を身に付けることを求めている。
具体的には次の4つの力を身に付けることを求める。

(1)知識・理解 専攻する特定の学問分野及び職業生活や社会生活に必要な基本的な知識を体系的に理解する。
(2)汎用的技能 専攻する特定の学問分野に関する知的活動や職業生活、及び社会生活に必要な汎用的技能を身に付ける。
(3)態度・志向性 社会人としての必要な態度と志向性を身に付ける。
(4)総合的な学習経験と
創造的思考力
これまでに獲得した知識・技能・態度等を総合的に活用し、自らが立てた新たな課題を解決する能力を身に付ける。

2.カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成及び実施に関する方針)

卒業認定・学位授与の要件を身に付け自立した社会人を育成するために、学習者中心の視点から学生のニーズに対応して、教養教育・専門教育・キャリア教育の三位一体となった教育課程を編成し、学生が主体的・能動的に学修するアクティブ・ラーニングや実践活動を重視した教育を実施する。
なお、学修方法、学修内容、学修成果の評価は、次のように定める。

(1)学修方法 授業は、講義、演習、実験、実習、又は実技のいずれか、又はこれらの併用により行う。
また各授業の実施に当たっては、積極的にアクティブ・ラーニングを取り入れ、学内外での行事や地域連携活動等、実践を通した学びを重視する。
(2)学修内容 教養教育に関する授業科目、専門教育に関する授業科目、キャリア教育に関する授業科目をバランスよく配置するとともに、
大学への適応及び学修スキルの修得等のための初年次教育の充実を図る。
(3)学修成果の評価 ディプロマ・ポリシーに示す4つの区分(知識・理解、汎用的技能、態度・志向性、総合的な学習経験と創造的思考力)ごとに「最終的な学習到達目標」と「具体的な下位項目」をカリキュラムマップで示し、各授業科目の単位認定によりその達成状況を評価する。
学生の学修成果を総合的に判断する指標として、GPAを活用する。

3.アドミッション・ポリシー(入学者の受入れに関する方針)

建学の精神「究理実践」に基づく教育目的を理解し、入学後の修学に必要な学力として、基礎的知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度を持ち、本学の教育を通して精神的自立、経済的自立を目指そうとする人を、多様な入学者選抜方法により受け入れる。

1.入学を希望する人に求める内容

  • (1)高等学校の教育課程を幅広く修得し、入学後の修学に必要な基礎学力を有している。
  • (2)身近な問題について自ら考え、その結果を表現できる力を有している。
  • (3)基本的なコミュニケーション能力(自分の考えを相手に伝える、相手の質問に的確に答える等)を有している。
  • (4)入学を希望する学科での学びや経験を社会で生かしたいという意欲や目的意識がある。
  • (5)入学を希望する学科の教育内容を十分に理解している。

2.入学者選抜の基本方針

各学科のディプロマ・ポリシーとカリキュラム・ポリシーを踏まえ、入学者に求める能力やその評価方法を「学力の3要素」と関連付けて明示し、多面的・総合的な評価による選抜を実施する。

選抜区分 学力の3要素
総合型選抜
(調査書)

(自己アピール/面談)

(面談・調査書)
学校推薦型選抜
(調査書)

(小論文/志望理由書/面接)

(面接・調査書)
一般選抜
(調査書)

(学科試験/小論文)

(調査書)
大学入学共通テスト
(調査書)

(共通テスト)

(調査書)
社会人特別選抜
(調査書)

(小論文)

(面接・調査書)

  • 注1:「学力の3要素」のうち、Ⅰは「知識・技能」、Ⅱは「思考力・判断力・表現力」、Ⅲは「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を表す。
  • 注2:◎は特に重視する、〇は重視する、を表す。
  • 注3:( )内は、評価方法を表す。

アセスメント・ポリシー
(学修成果の評価に関する方針)

広島文化学園短期大学では、ディプロマ・ポリシー(DP)、カリキュラム・ポリシー(CP)、 アドミッション・ポリシー(AP)の3つのポリシーに基づく教育の実施と、それらの自己点検・ 評価を通した改善・改革の取組を、教育の質保証の中核として位置づけている。
本アセスメント・ポリシーは、3つのポリシーに基づき、短期大学レベル・学科レベル・科目レベルの3段階で、学生の学修成果を評価するための方針・内容・方法等を定めるものである。学修成果の達成状況を、量的・質的データを用いて測定・評価した結果を全学的に集約し、各レベルと各部署にフィードバックして、教育の改善、質向上を組織的かつ継続的に推進する。


1.短期大学全体のアセスメント・ポリシー

短期大学としてのディプロマ・ポリシーに示す4つの区分(知識・理解、汎用的技能、態度・志向性、総合的な学習経験と創造的思考力)ごとに、「学修到達目標」と「具体的な下位項目」をカリキュラムマップで示し、下記の学科及び科目ごとの方針により達成状況を評価する。 評価に際しては、単位修得状況、卒業要件達成状況、ルーブリック評価、ポートフォリオ評価、進路決定率、資格取得率、学生調査、企業アンケート等から、学修成果の達成状況を総合的に評価するとともに、評価の結果を教育実施の現状把握と課題の明確化、全学的な教育改革・改善に活用する。


2.学科のアセスメント・ポリシー

各学科における教育課程全体を通した学修成果の達成状況を、下記の方法により総合的に評価する。


  • (1)ディプロマ・ポリシーに示す4つの区分ごとに「学修到達目標」と「具体的な下位項目」を各学科のカリキュラムマップで示し、各授業科目の単位認定によりその達成状況を評価する。「学修到達目標」の区分に含まれる科目の成績評価を集計し、 達成度を4つのレベルでルーブリック評価する。レベル3以上を達成すべき水準とする。
  • (2)学生の学修成果を総合的に判断する指標としてGPAを活用する。特に、GPAの得点が低い学生に対しては、チューターが適切な個別指導を行う。
  • (3)学科における学修の集大成として卒業研究を位置付け、各担当教員が達成すべき具体的な評価規準を設定し、その達成度を4つのレベルでルーブリック評価する。レベル3以上を達成すべき水準とする。


3.科目ごとのアセスメント・ポリシー

科目ごとの成績評価は、カリキュラムマップにおける当該科目の位置付けや到達目標、科目の特性等を踏まえて、科目担当教員がシラバスに明示した適切な評価方法に沿って行い、学生の学修成果の達成状況を総合的に評価する。また学生による授業評価結果を分析して、シラバスで提示している到達目標の達成状況を評価する。成績評価及び学生による授業評価結果の分析を次年度のシラバスに反映させて、継続的な授業の改善に努める。