【授業 Pick Up】算数科指導法~ねらいに迫る授業づくりを目指して~
2025-06-23
子ども
「算数科指導法」の授業では、算数科の授業づくりの基本を学んだ後、3~4人のグループで、各グループ2回の模擬授業を行っています。教師役のグループ以外の学生は児童役となり、児童の反応を予想される限り出していきます。教師役は、その反応に対応する力も試されます。
写真は、4年生「計算のきまり」の学習で、整列した紅組と白組の人数の求め方を式で表す授業場面です。教師役から次のような発問がありました。
「〇〇君は、この式を立てました。紅組と白組の図と照らし合わせて、この式を説明してくれる人はいますか?」
図と式を関連させて式を読み取らせるキラリと光る発問でした。児童が式の意味を深く理解することにつながります。
授業の後は協議会です。
「前時までの学習内容を丁寧に振り返ったことで、本時の学習にスムーズに入ることができた」
「問題が、紅組と白組の整列したところという設定で、子供たちがイメージしやすいと思った」
など授業の価値を捉えた意見が次々に出され、模擬授業から主体的に学ぶ学生の姿が見て取れました。それぞれのグループの2回目の模擬授業が楽しみです。
本日の教師役
児童役の学習を見て回る教師役
模擬授業について協議する学生