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「絵本のリサイクル」で地域貢献

2021-11-20 コミュニティ生活

広島文化学園短期大学コミュニティ生活学科の2年生は、毎年「ワクワクながつかとうべえ祭り」の実行委員となり、地域の活性化に貢献しています。
昨年に続いて今年も新型コロナウィルス感染症の影響により祭りは中止となりましたが、実行委員となった8人名が、祭りのメイン企画であり先輩たちが続けてきた「絵本のリサイクル」を実施しました。
「絵本のリサイクル」は、祭りの名称のもととなった藤井東兵衛先生(長束小学校初代校長)が本が大好きだったことにちなんで始めたもので、各家庭に眠っていて読まれなくなった絵本や児童書を提供してもらい、地域の子どもたちに無料でお譲りするというものです。2016(平成28)年の第5回ワクワクながつかとうべえ祭りから始め、今年で6回目になります。学生たちはあらかじめ、長束幼稚園、長束保育園、長束小学校、長束西小学校、長束中学校、広島文化学園大学・短期大学に協力を呼びかけ、その結果、絵本・児童書560冊が集まりました。
11月20日(土)の当日、山本高公様のガレージをお借りし、集められた絵本を並べました。10時から12時までに80人を超える親子連れが来場し、大変にぎわいました。またこの様子は、11月21日付けの読売新聞で「寄付絵本 次世代につなぐ-広島文化学園短大生 配布イベント-」と題して紹介されました。

「絵本のリサイクル」を実施した学生たち

 

【学生の声】

今回のボランティアを通して、地域の方々との繋がりや温かみを感じることができました。ありがとうと言われる喜びを感じることができて、本当に良かったなと思いました。普段このような活動をあまりすることがなかったのでとても新鮮な気持ちになりました。小さな子どもたちと触れ合えたこともとても良い経験になりました。子どもの目線に降りてコミュニケーションを取るのは少し難しく思えましたが、笑顔になっている姿を見て元気をもらえました。この経験から視野を広げることができ、また一歩自分が前進できたのではないかと思います。

安本 英華 さん(広島工業大学高等学校出身)

先輩たちが続けてきた「絵本のリサイクル」を今年も行うことができました。絵本のバトンをつなぐという活動でたくさんの子どもたちに絵本を手に取って読んでもらえたら良いなと思い準備に取り組んできました。当日は多くの方々が参加してくださり、たくさんのありがとうと笑顔が溢れていてとても達成感を感じました。この活動を通じて地域の方々と関わることができ良い経験となりました。

佐野 桜優 さん(山口県立光丘高等学校出身)

  • 親子連れ80以上が来場
  • お勧めの本を紹介
  • 一人10冊まで選び放題
  • 子どもの笑顔で元気に