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本学教員(教育学研究科D2)が「初等教育カリキュラム学会賞」を受賞

2023-01-08 教育学研究科 共通 広島 長束キャンパス

令和5年1月8日に、子ども学科の体育科教育担当の湯浅理枝講師が「初等教育カリキュラム学会」から「初等教育カリキュラム学会賞」を授与されました。受賞対象となったのは、リズム系ダンスの授業過程のモデルの構想し、それを基づいて小学校で授業を実践し、モデルを検証した論文です。この論文は、リズム系ダンスの授業がどの様なプロセスをたどり、そこにどの様な要因が働いているかを明らかにしたことが高く評価されました。また、この論文は、運動技能の習得過程のみならず、芸術的内容を含むリズム系ダンス授業研究の発展に資する点でも独創的であり、今後さらに発展が期待される点も評価されました。

受賞論文:湯浅理枝(2022) リズム系ダンス授業における児童の着眼点の変容と技能の習得―小学校低学年リズム遊び授業における児童の学習過程に着目して―『初等教育カリキュラム研究』10号, pp.27-37.

【湯浅理枝講師のコメント】
この度は、過分な賞をいただきたいへん恐縮すると同時に、この研究に協力してくださったみなさま、ご指導いただいた山崎先生に感謝申し上げております。体育科の授業の中でも表現の領域は、指導者の不安や悩み事が多い領域と言われる一方で、表現の授業で養うことのできる力に期待されていることも多いです。そのため、現場の先生方や子どもたちに楽しく表現の授業に取り組んでもらいたいという思いで、大学院生と教員という二足の草鞋で研究活動に励んでおります。今後も子ども学科の学生の皆さんに最新の知見を提供し、質の高い体育科の授業研究が一緒にできるよう、自己研鑽に努めてまいります。

  • 受賞した湯浅講師