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基礎ゼミナールIV「施設長講話」

2021-12-20 子ども

基礎ゼミナールIV(幼保・特幼コース)では、保育士資格取得に必要な施設実習に備えて、障害者施設長を招聘して講話を実施しました。招聘したのは、広島どんぐり作業所長の渡辺愛子様です。広島どんぐり作業所は、小学校教諭や保育士をめざす学生の介護等体験や保育実習でお世話になっている施設であり、本学以外にも沢山の実習生を受け入れてくださっています。
当日は「社会福祉施設の現状と保育実習の心得」というテーマで、「何のために実習に行くのかを整理した上で10日間の目標をもってほしい」「利用者・職員との関わり方や社会人としてのマナー」について講話をしていただきました。学生たちは実習事前指導の授業で施設についての知識を学んでいる途中ですが、実際に施設長様から現状をお聞きすることで、これまでの知識と実際のイメージが繋がっていくようでした。後半では、「糖分を制限されている利用者が甘い飲料水が欲しいと言われたら、あなたはどのように対応しますか?」という質問をもとに、グループでディスカッションを行い発表するという演習もありました。学生たちは、利用者の立場にたってどのようにしたら良いかについて今もっている知識を活用して案を出し合っていました。学生たちは今回の講話を聞いたことで春休みの施設実習への見通しをもち更に事前準備をする必要性を実感したようでした。

【学生の声】

演習を通して、まずは利用者の気持ちを受けとめてそこから職員の方に聞いたり、身体を心配するような言葉をかけたりなど、正解はなくても自分自身で真摯に考える事の大切さや利用者と真剣に向き合うことで関わりを増やしていくことが大切だと分かりました。

原田 萌加 さん(広島県・山陽女学園高等部出身)

 

利用者との間でトラブルが起きたら1人で悩まないで、施設職員の方に「報告」「連絡」「相談」をきちんと行うことが大切であることを改めて理解することができました。

福場 健 さん(広島桜が丘高等学校出身)

 

予習をしっかりとすることの重要性を学びました。実習中に気が付いたことは聞いたり報告したりすること等基本的なことを当たり前にしていきたいと思いました。自分から積極的に声をかけることも大切だと思いました。 

土谷 享生 さん(島根県・松徳学院高等学校出身) 
  
 

  • 渡辺所長さまの講話