学芸学部・子ども学科
３つのポリシー
１.ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
子ども学科では、所定の単位を修得し、以下にあげることを身につけた学生に卒業を認定し、学士（子ども学）の学位を授与する。
- （１）豊かな人間性と社会性を支える広い教養と，多様な価値観の存在を前提として物事を広い視野から多面的・多角的に捉える力を身に付けている。
- （２）子ども理解や、学びに関する基礎理論を実践と結びつけて理解する力を身に付けている。
- （３）子どもに関わる者として必要な専門的な知識・技能、実践する力を身に付けている。
- （４）子どもに関する諸課題を見出し、主体的・協働的に研究する力を身に付けている。
- （５）実習および子どもと関わるボランティア活動等を通じて、平和を希求し、地域の教育文化に貢献する力を身に付けている。
２.カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
学芸学部子ども学科の教育目的「乳児期，幼児期，児童期全般にわたる子どもの成長，発達を中心とする子どもに関する諸学を学際的に研究し，その問題解決の能力を養い，広く社会に有用な学識と技能について教授することで，家庭，学校，社会などで，子ども支援・子育て支援に実践的・指導的に貢献できる人材を育成する」を達成するために，各授業科目の位置づけをカリキュラムツリーで示し，次のことを意図したカリキュラムを編成する。また，選択型教育課程における特色として４つのコースを配置する。
| （１）学修方法 | 授業では，講義，演習，実験，実習等の教育内容に応じて，アクティブ・ラーニングや情報通信技術（ICT）を活用し，理論と実践を往還する学修を行う。 |
|---|---|
| （２）学修内容 |
１）初年次には「スタートアップセミナー」及び「フレッシュマンセミナー（文化に生きる）」を必修とし，2年次に「アドバンストセミナーⅡ・Ⅲ」において，本学科で学修する上で必要不可欠な知識・技能・表現力の修得及び広島文化学園大学の学生としてのアイデンティティの涵養を図る。 ２）広く深い教養を修得し，高い倫理性や豊かな人間性とともに，社会を多面的に理解するための資質・能力を統合的に養い，関連する領域の専門性を広げるとともに，社会的・職業的自立に向け，必要な基盤となる能力や態度を育てるために，教養科目，学部共通科目，専門科目の三領域を設け，相互の関連を実現する科目を配置する。 ３）学科の専門性の中核になる科目として，必修のコア科目群を配置する。また，多角的，総合的，体系的な子ども理解を深めるため，子ども学に関する専門科目（教科教育を含む教育学，心理学，健康，障害科学を含む小児科学）を開設し，それぞれの領域からバランスよく履修できるように，それぞれの領域に１科目以上の必修科目を配置する。 ４）地域社会における教育文化の理解や諸問題の解決に貢献する能力を育成するため，基本的視点・考え方を学ぶ教養科目や，ボランティア活動への参画を促し，実践を通して学ぶ専門科目を配置する。 ５）多彩な実習科目群により，子ども・子育て支援の理解と実践力を身に付けることができるように，子ども・子育て支援の領域に1年次と4年次に卒業必修科目を配置する。 |
| （３）学修成果の評価 | 学修成果の評価は，別に定めるアセスメントプランに基づき実施する。 |
３.アドミッション・ポリシー(入学者の受入れに関する方針)
学芸学部子ども学科の教育目的を理解し，ディプロマ・ポリシーとカリキュラム・ポリシーを踏まえて，入学後の修学に必要な基礎的能力，コミュニケーション力，及び目的意識と学ぶ意欲を持ち，入学を希望する次のような人を，多様な入学者選抜方法により受け入れる。
- （１）入学後の修学に必要な基礎学力（知識，技能等）や英語，コンピュータ，漢字等に関する資格を有している。
- （２）物事を多面的，論理的に思考・考察する力を有し，学業やクラブ活動，ボランティア等で発揮したことがある。
- （３）自分の思考を的確に表現し，伝えることができ，子どもや地域住民との関わりの中で，コミュニケーション，表現活動の場面に積極的に参加したことがある。
- （４）子どもに興味・関心を持ち，子どもの成長と発達を支援することに意欲や熱意がある。
- （５）学校や地域社会で，子ども支援・子育て支援に貢献する意欲や熱意があり，学校や地域社会における体験活動やボランティア活動に参加したことがある。